野立てコーヒーツーリング
愛車CB1100RSに乗ってこじゃれたカフェに乗り付けて、午後の優雅な時間を過ごす。バイクを買う前はそんな妄想を数知れず抱いたが、現実はそこまで回せる予算がない。小銭をポケットに詰めて缶コーヒーツーリングなんてのもやってはいるが味気なく感じることもあったりで・・・。
自分の好きなところでコーヒーを飲もう。ということで道具をしれてみた。
高価なものを手に入れることはできないので。何とか手に入れられるものを。
やかん、ウェーターボトル、バーナー、ドリッパー、コーヒーミル、カップ、豆を入れる容器、スプーン、テーブル、いす。
どれも安価なものだが椅子だけはエーライトのものにした。
これらの荷物をCB1100RSに括り付けて出発。
どこでコーヒーを立てるか、そんな場所を探しながらのツーリングもなかなか楽しいもので。
道中、いい景色もたくさん見つかる。
前々から野立てコーヒーをしたい場所があって、何人かが秘密の場所として紹介していた。ま、自分の気に入った場所ならあんまし人に知られたくないのもわかるけれど。
どうしてもその場所に行ってみたくて、付近の情報やら、衛星写真なんかを使って調べてみた。大方の予想地点は割り出せた。
バイクでピクニックするなら素敵な場所だ。しかしながらバイクに乗っている人のブログで紹介されているのは2件だけ。予想地点はツーリングの人気コースの近くだから、もっとたくさんのライダーが訪れていてもおかしくはなさそうだ。
すこし迷いながらもお目当ての場所にたどり着いた。確かにいい場所だ。川のそばの芝生にバイクを乗り入れようとしたときに気付いた。微妙に傾斜していたり、ボコボコの凹凸があったり。軽量バイクならまだしもCB1100RSのような重量バイクなら乗ったまま芝生に入るのはかなり怖い。CB1100RSを押して歩いて野立てコーヒーの準備をした。
まずはお湯が湧けるまでに豆を挽いてみる。
お湯が湧けたところでドリップ。
さてさてお味はいかに。
外で自分で立てたコーヒーは美味い。しかしながらこの日はCB1100RSの押し歩きでぐったりだった。